性器ヘルペスはすぐ感染する!しかも再発しやすい!?
性器ヘルペスは最も一般的な性感染症の中のひとつです。
ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウイルス(HSV)には1型と2型がありますが、性器ヘルペスのほとんどが
2型であるHSV-2が原因となります。ただ、若い女性や、アナルセックスをする人の間ではHSV-1も増えています。
HSVは感染力がとても強く、唾液や、直接的な粘膜の接触、セックスで容易に感染します。
さらには再発することが多いのも特徴でHSV-1(1型) は2-5割、HSV-2 (2型)は7ー9割の確率で再発してしまいます。
性器ヘルペスの多くの場合は無症状なのですが、症状が出る場合にはセックスして4-7日くらい後に性器の皮膚が赤くただれたり、水疱(水ぶくれ)、潰瘍ができたりして痛みを伴います。
似たような皮膚症状がでる性病としてほかに梅毒もありますので、皮膚の症状がある場合には梅毒の検査もしておいたほうがよいです。
また同じ性病であるクラミジアによるリンパ肉芽腫でリンパが腫れたり、皮膚がただれたりすることもあります。
【治療】
治療法はすでに確立しており、抗ウイルス薬を内服することでほとんどのかたがすぐに改善していきます。ただ再発率が高い為、もし再発を頻繁に繰り返す場合には予防的な治療もあります。
ヘルペスは基本的に皮膚症状が多いのですが初期の症状として発熱や頭痛,筋肉痛をともなうこともあります。初感染の場合はとくに症状が重篤化することがありますので注意が必要です。
HSVの症状が出ている時は痛くてセックスは控えることが多いので、性交渉による感染は多くの場合、感染していることに気づいていない人や無症状のときのセックスで感染します。
症状がある場合、または症状がでそうな場合は感染していないパートナーとの性行為は控えましょう。
感染予防としてコンドームを常に正しく使用していると、性器ヘルペス感染のリスクが軽減されます。
・症状がある時はセックスしない
・症状がない時はコンドーム使う
を心がけましょう。
https://www.azabujuban-clinic.jp/sexually-transmitted-diseases/
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/424-genital-hsv-intro.html