TOPへ

ブログ

OC(経口避妊薬)やLEPをうまく使って月経周期を動かす方法

月経周期の調節は、経血や痛みなどの不快な症状に対する懸念から行われたり、試験や大事なイベントやアスリートのスケジュールに合わせて行われることがあります。その中でも、月経周期の調整において一般的な方法は、経口避妊薬(OC)・低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)を使用して周期を延長または短縮することです。

 

①月経を短縮する場合、通常は月経周期の3〜5日目からOCを服用し、10日以上続けた後、月経開始を希望する日の2〜5日前に服薬を中止します。これにより、月経を早めることが可能です。ただし、予定月経を21日以前に設定する場合は、避妊の観点から慎重に行う必要があります。通常は服用中止から2-5日後に消退出血がおきますが、服用期間が2週間より短い場合には消退出血が起きないことがあります。

 

②一方で、月経を延長する場合は、月経開始後7日以内にOCを開始し、希望する月経開始日まで連続して服用します。黄体期から服用を始める際は、中用量の経口避妊薬が使用されることがあります。

 

米国の報告では、OC使用者の17%が本来の避妊以外の目的のために月経周期を操作した経験があり、OCと月経周期の調整は一般的によく行われています。月経周期の調整には一相性のOCが使いやすいです。

 

月経周期の調節は個々のニーズに合わせて行われるものであり、用法に留意することが重要です。特にOCを使用する場合は、服薬期間や中止後の反応に留意しつつ、必要な効果を得るために適切な指導を受けることが望ましいです。

https://www.azabujuban-clinic.jp/low-dose-pills/

https://www.jsog.or.jp/news/pdf/CQ30-31.pdf